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2008年12月

2008年12月30日 (火)

今年は特別違う年越しですね!

受験生の皆さんは、すでに冬期講習が始まっています。

国公立等の受験はこれからが本番!最後に近い形で調整と更なる飛躍へ向けてラストスパートです。

朝、9:00から午後5:00まで、みっちりと描き、最後に講師の先生に合評をしてもらうという、ドラマで言うと一話完結と云ったような事を繰り返しています。

今日等は、合評の後、生徒さんたちは床に座り、お互いをクロッキーしあうと言ったことをしてました。
見ようによっては、ちよっと異質な感じもしますが、とっても微笑ましい、とっても頼もしい風景でした。

さて、明日(12/30)が2008年最後の講習。大晦日と元旦は休んで、1/2からまた訓練開始です。

たしかに辛い時期ですが、人生の中の1年か2年の間だけです。気にせずに頑張って下さい。

それと、今年の大晦日と正月は、いつもと違う年越しのはずです。受験生なんだから、気が気じゃない年越しとなるでしょう。
だから今年の年越しの風景と自分の中の気持ちと葛藤を、是非記憶していて下さい。来年か数年後に、このときの気持ちといつもと違って見えたお正月の景色を絵に描いたり・デザイン表現したり・彫刻したり出来るように。。。。。。。。。。。

この、人には説明しにくい状況を、他人に伝わるように表現出来るくらいに備わった力量は、自分の大きな財産になり、これが出来た時には、社会に出た後、大抵の事は表現出来る画家やデザイナーになれていますよ!

表現力は、記憶の一部でもあるんですからね。

それではみなさん、それぞれで……良いお年を!!!!!!!

2008年12月26日 (金)

自分だけの道具

 描く・作る等々には当然道具が必要です。お金を出来るだけ出していい物を手に入れる…まあ、そんなに間違っちゃいませんが、自分でオリジナルの道具を作る事と長年使ってなじませる事がのほうが実は大事だったりします。
 富雄美研でも、生徒さんたちは、自分の使いやすいように筆や鉛筆を工夫したりしています。また、木炭デッサンで絵の色(木炭)をはたき落とすのにガーゼを使っていたりしますが、白いガーゼが真っ黒になっているんですが、これが描いた木炭画を調整するのにいい具合に変わって来ているんです。
 また、このように自分に合った道具となった物は、他の人に貸すとうまく行かなかったり、戻って来た時に具合が変わっていたりします。貸してくれと頼まれたら嫌とは言いにくいし、戻って来て具合が変わっていたら「どうしてくれる!」とも言えない。まあ、暗黙のうちにオリジナル道具は貸し借りしない事が大切かもしれませんね。

 匠と呼ばれる方々は、飛鳥時代からマイオリジナル道具を大事にしていた事が考古学から解っています。
 師匠から弟子へ、現代も受け継がれる伝統工芸等は、作成技術もさることながら道具作成の秘伝みたいな物も受け継がれています。

 漫画界の巨匠、手塚治虫は、買って来た面相筆をロウソクの炎に軽く突っ込み毛先を焼いて、自分が使いやすいように面相筆を改良して使っていたそうです。まあ、時には失敗すると言っていたそうですが…

 私でも物を作るとき、接着剤が程よく塗れるように、割り箸の先をマイナスドライバーのように平たく削り、それを何本か用意して制作に入ったりします。


 皆さんも、デッサン・油絵・彫刻・粘土・デザイン…作業にかかわらず、オリジナル道具を自分なりに工夫して開発して下さい。身の回りにかなりの材料がありますよ。

 そのために、ある程度の自分の技量が上達してないと、その道具すら生まれて来ません。
 自分の技量を伸ばすのが先決かな。それをさらにのばすのがオリジナル道具。

 さあ、オリジナル道具が作れるくらいの、自分になりましょう!!

2008年12月18日 (木)

電車の車内は、不思議な空間です…

電車とは不思議な空間です。
人を運んでくれるだけではありません。
広告空間でもあります。
広告を見ている間に、目的地に着く、一石二鳥空間です。
ちょっとウンチク。電車の広告費は、地下鉄の方が高いって知ってました?
地下鉄は窓の外に何も無い分、乗客は広告を見る訳で、宣伝効果が高いとされているためです。

電車広告はいろんな制限があり、難しいものなんですが、誰もがまずは見、そしていつでも見る物だけに、作るのも神経を使います。

話は変わって、
ある時ぼんやりと近鉄難波行きの電車で座っていたら、車掌さんが前の車両へ歩いて行きました。それを見ていて、「あの車掌さんは、俺より早く難波へ着くのか」と、真剣に考えてしまいました。

つまんない事なんですが、電車が時速100kmで走っていて、車掌さんが時速3kmで電車の中を前へ歩いて行ったならば、車掌さんは時速103kmで地球上を移動している事になります。
時速3kmで後ろの車両へ歩いて行ったならば、時速97kmで車掌さんは地球上を移動している事になります。
車掌さんの速度がプラス・マイナスで移動していたとしても、難波に着くのは、乗客と同じ時間なんです。さて、このとき、プラスでもマイナスでも、無くなってしまった早さや時間は、どこへ行ったんでしょう。
それを、紙の上に表現するには、どうしたらいいんでしょう……

そんな事を考えているうちに、私は難波に着きました。

デザインや、絵画、彫刻での表現を訓練する事は、こんな事も含まれるんではないでしょうか……

2008年12月11日 (木)

自分の将来のモデルは? その人に近づくには?

先ごろ、ノーベル賞の発表があり、授賞式がありました。
数十年の成果が評価された結果です。
この方々は科学者です。子供の時になりたいと思いませんでしたか?
この様な方がたを皆さんに置き換えたらどうなるでしょうか。

似たような事を少し前に映画を見て思いました。
ダ・ヴィンチコードです。
主人公がダ・ヴィンチの絵に隠された謎を解いて行くわけですが、もの凄い歴史の知識が必要なわけです。
彼は美術家でもあり、歴史家でもあるわけです。

同じようなことが、この奈良にもあります。
奈良は考古学と仏教美術の宝庫です。奈良でご活躍の考古学者のかたは、歴史だけでなく、地質学・美術にもたけてらっしゃいます。

皆さんの受験科目に、将来で関わりある科目が試験として採用されていないことが多々あります。
そりゃー試験勉強は楽になるでしょうけど、大学に入ってからそれをやらされるわけですから、大学生活は楽じゃありません。
アルバイトの時間もままならない。
せめて高校生の間に、強制的にでもさせられていたら、どれだけ楽か…

これから皆さんは、教師になろうが、デザイナーになろうが、歴史学科は必要になります。
心してくださいね。

でも、ダ・ヴィンチコードの主人公みたいに、あなた方もダ・ヴィンチやピカソ、ブリューゲルの謎を解いて行く立ち場になりうる可能性があるわけです。

面白いですよ、歴史の謎解き!

今は、関係ないと思われる学科でも、必要になるときが、きっと来ます。
自分がなりたい職業には、目標というか、理想のモデルがあると思います。その人がどんな事をしてきたのか、研究して、自分の進路のヒントにしてみたらいかが?

2008年12月 2日 (火)

社会人は急に勉強事が現れる!!結構辛い!

つい最近、あるデザイナーの友人と電話で話す機会があり、それをきっかけとして今回のブログ文章を書きます。

その友人は、メガネのデザイナーです。職種で言うと『インダストリアルデザイナー』です。

私の東京での個展にも来てくれたので、会う事自体は久しぶりではないんですが、仕事の話をどっぷりしたのは久しぶりでした。

彼の仕事はメガネフレームのデザインです。
グラフィックデザイナーとは違い、締め切りに追われる度合いは少しマシながら、やはり忙しく家にもなかなか帰らないことがある状態です。
まあ、『デザイナー』の肩書きを持った人にはつきまとう自然現象ですね。

メガネフレームもなかなか難しい商品で、『ファッション』『素材』『人間工学』と多岐にわたって知っていないと出来ない職業です。
普段は、「明けても暮れても、メガネの事」には変わりないんですが、コンピュータのおかげで図面が早くひけ、「道を歩いていてもメガネの事ばかり考える必要はなくなった」そうです。
が、やはり、街を歩いていても自然とメガネ屋さんや売り場には足を運んでいる事は多いそうです。「職業病だ」と笑ってオヤジギャグを出していましたが……

ですが、勉強事も増えたそうです。上記の『ファッション』『素材』『人間工学』の他に、『医療』が入って来たそうです。
医者が使うメガネって言うだけでなく、医療から考えた『素材』がかなりの重要度を増して来たそうです。

お客のニーズがそうなって来たからです。

写真は、この友人がデザインした物ではありませんが、私のメガネです。
Dscf2408

Dscf2409


私のメガネへの要望は、結構細かい物です。

まず、
『顔が大きいので、フレームは広がらないか、バネ機能がある事』
あと、列記すると、
『レンズは軽い事』
『視界を邪魔しないメガネフレームの太さ』
『耳が痛くならないフレーム』
『汗かきなので、プラスチック系はすぐにダメになる』
『金属アレルギーがあるので、フレーム素材は、《金》《チタン》《マグネシウム合金》であること』
『かっこいいやつ』

等々です。

このメガネは、『広がらない』『マグネシウム合金』『視界の邪魔にならない』『レンズが軽い』『かっこいい(と、思う)』をほぼクリアしたお気に入りのメガネです。


友人に言わせると、確かにうるさい客だが、現在はほぼこれが当たり前だそうです。
特に、
『汗かきなので、プラスチック系はすぐにダメになる』
『金属アレルギーがあるので、フレーム素材は、《金》《チタン》《マグネシュウム合金》であること』
が、『医療』の知識を得なければならなくなった理由だそうです。

私は、本当にメガネ選びは苦労している。友人のような人には頑張ってほしいと切に願っている一人なんです。


現役のデザイナーですら、自分の技量を磨くだけでなく、次々と自分が想像しなかった分野の勉強課題が押し付けられるようにやって来ます。

現在デザイナーを目指している皆さん、今している勉強を基礎として、次の勉強を『会社』から無理矢理させられますよ。そのとき、今の勉強をやり直しているようじゃ、本当に辛い日々がやってきます。

今のうちに、教科書に載っている事ぐらいは頭に入れ得ておいた方が、本当にお得ですよー。

今になって切に思う私です。(現役のグラフィックデザイナーです)


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